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2012年12月4日火曜日

AKG製カナル型ヘッドホンについて


外出用のヘッドホンフォンとしてゼンハイザーIE8/IE80を愛用してきたが、先日、お店でAKG K374を試聴した。
ソースはIPod Touch 4G を用いてRon Carter Wold of Ron CarterからDESERT LAMENT。ベースの低音の伸びと高音までの再現力が凄い。ビブラフォーンの軽やかな響きにうっとりと聴き惚れてしまった。
音楽を聴く感動がゼンハイザーIE80を上まる。価格は1/6。

気がついたら、購入カンターに並んでいた。
私が主宰するAudio工房で録音に採用したマイクはAKG C414II。音楽の入力と出力が同一のブランドとなってしまった。不思議な縁である。



2012年10月26日金曜日

音展2012を散策して

音展2012を散策した。
ハイレゾ、DAC、アナログと多彩な出展とセミナーで楽しく過ごせた。
数枚写真を撮影したのでアップ致します。


アナログの交換針の展示。宝石のディスプレイのようで、綺麗なOne Shot 。ハイレゾの隆起時にアナログの針が手に入るのも頼もしい。継続的に販売を行って頂きたい。



シンタックスジャパンのブースでは、参考出品としてリッピングと音楽再生用サーバを展示していた。
CPUはATOMで省エネ、静音化。
dbpoweramp,CD RipperでCDの情報を正確にリッピングを行い、twonky mediaにてDLNAサーバ機能を提供。
容量はSSD256GB、サンドカードはRME純正。
魅力的な製品だ。
拙宅のDLNAサーバはATOM510を用いたWHS2011であるが、この製品の実環境での音質に興味あり。


ステラがGoldMund製品の販売を取り辞めて1年以上が経過しユーザーとしては不安を感じていたが、トライオードがゴールドムンドジャパンを設立し、GoldMund製品の輸入販売を行う。
今回がゴールドムンドジャパンとしての初めての展示会へミドルレンジの製品を中心に出展。
Telos350が奏でる音楽は解像度、音圧、清浄感を含めて素晴らしかった。
残念ながら11月2日~4日のインターナショナルオーディオショーへの展示は行えない様だ。
                                 
 

2012年9月8日土曜日

第三回 頒布作品 カペー弦楽四重奏団 完成致しました。

カペー弦楽四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲 第15番の復刻をデジタルマスターとして完成致しました。
HMV194型蓄音機、AKG C414IIマイクロフォン、RME FireFaceUCX,StudioOne2proにより64Bitの環境で24Bit 192Khzのデジタルフォーマット(WAV)にて収録を行い、このデジタルマスターを高音質にて頒布を高音質USBメモリーにて行います。
ご興味ある方は、下記URLをご参照お願い致します。



www.audiokobo.com

2012年8月2日木曜日

第三回頒布作品はカペー弦楽四重奏団 に取り組みます

Audio工房 第三回 頒布作品はカペー弦楽四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲第15番のデジタルマスター盤の復刻へ挑戦致します。
弦楽四重奏団の演奏史においてカペー弦楽四重奏団に勝る演奏団を見る事は極めて困難である事は、既成の事実でもある。



カペー弦楽四重奏団が残した全12曲の中でも、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲である演奏を復刻する事にした。


この演奏の復刻盤はLPレコード、CD等に数多く存在しているが、カペーが織りなすヴァイオリンの音色の艶を復刻できた復刻盤は存在しない。カペー弦楽四重奏団の演奏の片鱗を想像は出来るのだが、SPレコードのリアルな音質と比べると程遠い。
ミントコンディションのHMV194型蓄音機により再生した音源を業務用マイクロフォンAKG C414II,マイクプリアンプ・ADDAコンバーターRME FireFace UCXを用いて24Bit 194Khzのフォーマットで録音を行い、このデジタルマスターの音源をUSBメモリーにて頒布を行わせて頂きます。

カペー弦楽四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲第15番の演奏についてはサロン・ド・ソークラテスのホームページにて詳しい記載があるので引用をさせて頂く。
 カペーSQを語るのにベートーヴェンから始めなくては申し訳が立たない。それも後期2作品から始めるのが礼儀といふものだらう。古来より、第15番はカペーSQの最高傑作とされてをり、現在に至るまでこの演奏を超えたものは一切ないと断言出来る。分けても第3楽章、ベートーヴェンが「病から癒えた者の神性への聖なる感謝の歌」と書き添へた曲を、カペーSQのやうに神妙に演奏したものを知らない。ノン・ヴィブラートによる響きの神々しさは如何ばかりであらう。感謝の歌では飛翔する精神が弧を描く 。第2ヴァイオリンのエウィットが奏でる憧れに、カペーの清らかなトリルが応へ、スタッカートの軽妙洒脱な戯れが福音を語る。音楽が静かに下つて行くパッセージで、音色が侘び寂びを加へて行く様は至藝と云ひたい。

8月15日を目標に現在、24Bit 192Khzのフォーマットによりデジタルマスター音源としてカペー弦楽四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲第15番の演奏を限定200個、頒布開始致します。予約を下記ホームページにて承りますので、ご興味ある方はお問い合わせをお願い致します。

www.audiokobo.com


2012年7月30日月曜日

RME Fireface UCXのマイクプリアンプについて

第二回作品 Edwin Fischerからマイクプリアンプ兼ADDAコンバーターをRME FIreface UCからRME FireFace UCXへ変更した。変更した理由はマイクプリアンプの機能とスペックが改善された事による。スペックの違いはシンタックスジャパンのホームページで確認が出来る。
RME FireFace UFXも視野に入れたが、マイクは2本(UFXは4本接続可能)での録音のため、FIreFace UCXへのリプレースとなった。
マイクでの録音を行った感想を述べさせて頂く。
FireFaceUCXのマイク録音の機能としてAutoSetがあるが、この機能はマイクから過大な信号が入力された時に自動的に6DBゲイン値を下げてオーバーロードを防ぐもの。
あくまでも、マイク録音時のテスト録音の時の予備的機能である。オーバーロード時にゲインが6DB、ストーンと下がるので録音時の全体の音量が下がってしまう。基本的にはAutoSetの機能が働いたら、録音時のゲインを下方へ調整しAutoSetが働かないように適性なマイク入力のゲイン値を再設定した方が、録音した作品としては良いものが出来そうだ。

http://www.synthax.jp/fireface-ucx.html

2012年6月24日日曜日

第2回頒布作品 EDWIN FISCHER (SCHUBERT)

第2回頒布作品 EDWIN FISCHER (SCHUBERT)が完成致しました。
EDWIN FISCHERの詩情性が豊かな代表的な演奏を24Bit 192Khzのフォーマットで録音を行う事が出来ました。完成した音を聴くと素晴らしい。
既存発売の代表的な復刻盤とAudio工房でHMV194 型蓄音機で再生を行いAKG C414Ⅱでダイレクトの録音を行った音質と比較を行うのも酷であるが、24Bit 192Khzのフォーマットがもたらす膨大な空間はHMV194型蓄音機がEDWIN FISHERの演奏を、空間ごと余す事なく録音を可能としした。
音楽愛好家の皆様にはEDWIN FISCHERの絶妙な演奏をお楽しみ頂きたい。

頒布は容量の関係で8GB USBメモリーにて行います。
マスター音源を自宅で楽しむ事が出来ます。
ファイルフォーマットはSTUDIO ONEのデジタルリソースの機能を用いてWAV形式を採用しております。これにより、ご購入を頂きました愛好家の皆様は音量、音質、メタ情報等を自分の好みに
て自由に編集可能です。Studio Oneをはじめ、Pro Tools,Cubase等のDAWソフトゥエアーを利用頂き高音質の音源を楽しむ事が出来ます。

本日から限定200個の頒布開始とさせて頂きます。
お問い合わせは、こちらからお願い致します。


第2回頒布作品(EDWIN FISCHER)のマスタリング画面


2012年6月8日金曜日

第二回 頒布作品 EDWIN FISHER 収録完了!

納期2ヶ月でRME FireFace UCXの導入完了した。 RME FireFace UCの音質と比べると遥かに中音域の音域が改善されている。 RME FireFace UCの音質は全帯域に渡り見通しが良いストレスフリーの音質であったが RME FireFace UCxの音質は、少し傾向が違う。中音域があつい。 蓄音機の再生は可試聴帯域の中音域がポイントとなる。AKGC414から入力された蓄音機の 音源を余すところなくマイクプリの機能によりデジタル化が可能だ。 HMV194蓄音機+AKG C414マイク+RME FireFace UCX+Studio One(Native 64Bit) の組み合わせにより第二回 頒布作品 EDWIN FISHER 収録完了しました。 これから、マスタリング処理を行いますので、頒布は6月17日スタートの予定。

2012年4月12日木曜日

Fireface UCXの導入について

第1回頒布作品はRME Fireface UFXにて行いました。 RME Fireface UFXの機能面では過大入力時の音声信号を減衰させるAutoSet機能が重宝致しました。 蓄音機によるSPレコードの再生は、録音レベルの幅が大きく0DBの設定が極めて難しい。 この0DBポイントを探る作業が録音の成功を握る鍵ですね。 アコーンスティックの音源をマイクで収録を行い24Bit 192 Khzのフォーマットで復刻を行うのですか ら気が遠くなる作業をおこなわらざるを得ません。 AutoSet機能を利用すると、Fireface UCXの完全にデジタル制御されたゲインにより、音声信号を劣化 させずにゲインを自動的に減少させてオーバーロードを防ぎます。これらは一切の電子回路を通さずに処理 されるうえに、一般的なリミッターで発生する操作時のノイズも無く、SN比と歪率はそのまま維持されると の事。この機能がRME Fireface UCXで搭載されている。 第二回頒布作品はエドウイン フィッシャーはRME Fireface UCXにて録音を行う事を決定しました。 ADDAコンバーターの精度を改善されており、より高解像度の音で録音が出来そうだ。 更なる高音質による歴史的演奏の復刻をご期待頂きたい。

2012年4月8日日曜日

デジタル収録のポイントは0DBのレベル設定を、どの様に行うかが勘所ですね。 この値を見出す為に、CD等の既存の復刻盤にて復刻された音源を何度も聴きな がら,0DBポイントを見出します。 今回の復刻に際しては、この0DBポイントの設定に手間取りました。 曲の構成が複雑であり、演奏の強弱の揺れにより0DBポイント設定が難しく、 この作業に2ヶ月を用しました。これから収録を開始致します。 ご予約を頂いた皆様、お待ち頂いております。 もう暫くお待ち下さい。

2012年3月7日水曜日

第二回 頒布作品 Edwin Fischer

第1回 頒布作品への多数のお問い合わせと御支援を頂きありがとうございました。
厳冬の中、次の録音についてお問い合わせを頂きましたが気温もほど良く上がり録音
へ挑ませて頂き事が可能になりました。
録音はノイズを防ぐ為に深夜の作業になります。
昨今は気温が低く、録音時には暖房が利用できないので低温下での作業となります。
音響的には適度に気温が低い方は宜しいのですが、真冬の深夜の低温は流石に、こた
えます。

第2回 頒布作品へのお問い合わせありがとうございます。
収録曲の選定には悩みましたが、SPレコードのピアニストで代表的な演奏者であるEdwin
 Fischerの収録に挑戦致します。
詩情豊かな演奏でピアノ楽器の領域を超えた演奏によるシューベルトの作品に絞りました。
録音フォーマットは24Bit 192Khzのハイレゾレーションにて収録を行い高品質USBにて頒布
をさせて頂きます。

3月末に頒布を予定させて頂きます。
ご予約を受け賜りますのでご遠慮なく申し込みをお願い致します。

4 Impromptus, Op. 90, D. 899
エドウィン・フィッシャー - Edwin Fischer (ピアノ)
録音:8/9 March 1938

 No. 1 in C minor
 No. 2 in E flat major
 No. 3 in G flat major
 No. 4 in A flat major
 
4 Impromptus, Op. 142, D. 935
エドウィン・フィッシャー - Edwin Fischer (ピアノ)
録音: 8 March 1938

No. 1 in F minor
No. 2 in A flat major
No. 3 in B flat major
No. 4 in F minor

Fantasia for piano in C major ("Wanderer"), D. 760 (Op. 15):
エドウィン・フィッシャー - Edwin Fischer (ピアノ)
録音:22/24 May ,1934

1.Allegro con fuoco, ma non troppo
2.Adagio -   
3.Prest-Allegro
 
お問い合わせ先:http://audiokobo.com 代表 小代泰裕



2012年2月4日土曜日

第1回 頒布の状況

第1回 頒布も好評を頂き順調に進んでおります。
マスタリングデータをUSBへの収録毎に作成を行い、ダイレクトにUSBメモリーへ
読み込みの作業を進めております。CDの様にコピーイメージで作成を行うと作業
も効率的で良いのですが、音質への拘りから、この製作工程を踏んでおります。
予約を頂きました皆様へ、最高の音質でのAdolf Busheの演奏をお届けさせて頂き
ますので、しばらくお待ち頂きます様お願い致します。
予約を頂いてから2週間程で、配送させて頂く事が可能です。

2012年1月14日土曜日

第1回頒布作品の録音を終えて


StudioOne2
今回の録音を終えて一言

50の手習いにお付き合い頂いた、シンタックスジャパン、出版社、オーディオライターの皆様、心からお礼を申し上げます。







SPレコードの高品位デジタル化のプロジェクトを開始するに際し、技術的課題に対して不安がありました。

1:マイクの選定とマイキング
2:DAWの選定
3:録音に際しDAWのオペレーションを含めて、どのレベルの復刻が出来るか。

    ↓↓↓

1:著名なオーディオ-ライター殿のご紹介で有名なスタジオで録音エンジニアの皆様からマイクの選定とマイキングについてアドバイスを頂いた。
RCA,ノイマン、シェアー、AKG等のマイクを実際に手に取り、自分の声をマイク経由で確認を行った。マイクの素性を自分なりに掴めた。マイクのメーカーのホームページのユーザーの声を参考にAKG C414XLSⅡに絞り込んでいた。当初はRCA777DX等のビンテージマイクへ触手が伸びたが、FLATな音質を追及すると最終的にAKG C414XLSⅡ ペアリングマイク セットを購入していたが本製品で本番録りを行う方針に決定。

2:DAWソフトの採用についてはPC AUDIOの再生ソフトとしてStudioOneを利用していたので、シンタックスジャパンへ本プロジェクトを説明させて頂き、SPレコードのハイレゾレーション化についてディスカッションを行う機会を頂いた。ネイティイブ64Bitの環境下で24/192のフォーマットがもつ潜在力に期待が膨らんだ。
AKG C414XLSⅡ+StudioOne+HMV194型蓄音機の構成で満足が行くSPレコードの復刻が出来る事のイメージが持てた。

3:StudioOneはデジタルオーディオの再生用として利用はしていた。
FirefaceUCとのコンビで織りなす、その再生音には驚愕していたが、DAW機能のオペレーションについては、白紙の状態。
今回の録音に際してはシンタックスジャパンの皆様からマイクの入力からマスタリング処理までのオペレーションの技術的サポートを頂き、第1回頒布作品の最終録音を迎えることが出きた。

構想2年の50の手習いのプロジェクトは、多くの皆様のご支援により、Audio工房 特別頒布として形にする事が出来ました。関係者の皆様へは心から感謝申し上げます。


Audio工房



 
 

2012年1月12日木曜日

Audio工房 第1回頒布作品 完成

Audio工房の表札
最終的にはRME Fireface UFXをマイクプリ、ADDAコンバーターとして採用し、第1回頒布作品 Adolf Busheが完成致しました。
今回の収録曲はBACH,MOZART,BEETHOVENとAdolf Busheの演奏を語る時に欠かせない演奏を採用致しました。
当初はSCHUBERT のGRAND FANTASIEを収録予定でしたが、バロック期から古典派までの演奏を選定致しました。
SCHBERT のGRAND FANTASIEは収録済みですので、弦楽四重奏曲「死と乙女」にカップリングして頒布させて頂く予定です。

24/192のフォーマットでのSPレコードの復刻は素晴らしいですね。
HMV194 型蓄音機で再生した演奏が真に目の前で再生されます。バイオリンの音色と音場感が此れまでの復刻番とは比較出来ない程、改善されてます。Audio業界にてエジソンが発明した蓄音機が第1の発明とするならば、24/192のフォーマットは第2の発明と思います。

次回の頒布はEDWIN FISHERのピアノ演奏を予定しております。
EDWIN FISHERの詩人的な演奏にご期待ください。

今回の収録については1月発刊の某Audio誌にて掲載される予定です。

第1回頒布の発売は某Audio誌の発刊に合わせて1月下旬を予定しておりますが、予約を受け付けております。
USBメモリーでの頒布はマスター音源からのダイレクトに第1世代の音源をコピー致します。
1日で製作可能な本数にも限界がございます。予約を受け付け開始致します。
この素晴らしい音楽を体験されたい方は、どうぞ、以下のサイトからご予約をお願い致します。

www.audiokobo.com