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2012年1月14日土曜日

第1回頒布作品の録音を終えて


StudioOne2
今回の録音を終えて一言

50の手習いにお付き合い頂いた、シンタックスジャパン、出版社、オーディオライターの皆様、心からお礼を申し上げます。







SPレコードの高品位デジタル化のプロジェクトを開始するに際し、技術的課題に対して不安がありました。

1:マイクの選定とマイキング
2:DAWの選定
3:録音に際しDAWのオペレーションを含めて、どのレベルの復刻が出来るか。

    ↓↓↓

1:著名なオーディオ-ライター殿のご紹介で有名なスタジオで録音エンジニアの皆様からマイクの選定とマイキングについてアドバイスを頂いた。
RCA,ノイマン、シェアー、AKG等のマイクを実際に手に取り、自分の声をマイク経由で確認を行った。マイクの素性を自分なりに掴めた。マイクのメーカーのホームページのユーザーの声を参考にAKG C414XLSⅡに絞り込んでいた。当初はRCA777DX等のビンテージマイクへ触手が伸びたが、FLATな音質を追及すると最終的にAKG C414XLSⅡ ペアリングマイク セットを購入していたが本製品で本番録りを行う方針に決定。

2:DAWソフトの採用についてはPC AUDIOの再生ソフトとしてStudioOneを利用していたので、シンタックスジャパンへ本プロジェクトを説明させて頂き、SPレコードのハイレゾレーション化についてディスカッションを行う機会を頂いた。ネイティイブ64Bitの環境下で24/192のフォーマットがもつ潜在力に期待が膨らんだ。
AKG C414XLSⅡ+StudioOne+HMV194型蓄音機の構成で満足が行くSPレコードの復刻が出来る事のイメージが持てた。

3:StudioOneはデジタルオーディオの再生用として利用はしていた。
FirefaceUCとのコンビで織りなす、その再生音には驚愕していたが、DAW機能のオペレーションについては、白紙の状態。
今回の録音に際してはシンタックスジャパンの皆様からマイクの入力からマスタリング処理までのオペレーションの技術的サポートを頂き、第1回頒布作品の最終録音を迎えることが出きた。

構想2年の50の手習いのプロジェクトは、多くの皆様のご支援により、Audio工房 特別頒布として形にする事が出来ました。関係者の皆様へは心から感謝申し上げます。


Audio工房



 
 

2012年1月12日木曜日

Audio工房 第1回頒布作品 完成

Audio工房の表札
最終的にはRME Fireface UFXをマイクプリ、ADDAコンバーターとして採用し、第1回頒布作品 Adolf Busheが完成致しました。
今回の収録曲はBACH,MOZART,BEETHOVENとAdolf Busheの演奏を語る時に欠かせない演奏を採用致しました。
当初はSCHUBERT のGRAND FANTASIEを収録予定でしたが、バロック期から古典派までの演奏を選定致しました。
SCHBERT のGRAND FANTASIEは収録済みですので、弦楽四重奏曲「死と乙女」にカップリングして頒布させて頂く予定です。

24/192のフォーマットでのSPレコードの復刻は素晴らしいですね。
HMV194 型蓄音機で再生した演奏が真に目の前で再生されます。バイオリンの音色と音場感が此れまでの復刻番とは比較出来ない程、改善されてます。Audio業界にてエジソンが発明した蓄音機が第1の発明とするならば、24/192のフォーマットは第2の発明と思います。

次回の頒布はEDWIN FISHERのピアノ演奏を予定しております。
EDWIN FISHERの詩人的な演奏にご期待ください。

今回の収録については1月発刊の某Audio誌にて掲載される予定です。

第1回頒布の発売は某Audio誌の発刊に合わせて1月下旬を予定しておりますが、予約を受け付けております。
USBメモリーでの頒布はマスター音源からのダイレクトに第1世代の音源をコピー致します。
1日で製作可能な本数にも限界がございます。予約を受け付け開始致します。
この素晴らしい音楽を体験されたい方は、どうぞ、以下のサイトからご予約をお願い致します。

www.audiokobo.com