RR-777」を初めはスピーカー上部約1m52cmの高さに設置しました。
TANNOY AUTOGRAPHの箱の上に直接置きで、3次元的音の広がりと空間表現に息をのんだ。不思議だ。これがシャーマン共鳴波の効果
アコリバの説明によるとシューマン共鳴波とは、地球が地表と電離層との間に発生させている7.83Hzの共鳴波のことで、1954年、ドイツの物理学者W.Oシューマン博士により発見された。この現象は地球が誕生したころから続いている、いわば「地球の呼吸」とも呼べる現象であり、研究によれば脳に非常に良い作用があるといわれている。地球創世以来、地球上の生物はシューマン共鳴波に守られて生活してきましたが、現代社会では、飛び交う電波や電磁波などによって、これがかき乱されたり、消されたりして、さまざまな悪影響が起こっているそうだ。そしてこのシューマン共鳴波の7.83Hzの電波を人工的にを発生させる装置が「RR-777」である。
「RR-777」のエージング?2時間を過ぎた頃、感覚的に違和感を感じた。音像が「RR-777」の設置面で境界面が出来ている。どうも、AUTOGRAPHの構造上、音像が「RR-777」の設置面の高さに引きずられるようだ。上から音像を押さえた様な感じ。
スピーカーユニットと「RR-777」との距離が近すぎたようだ。
確かに取り説には比較的高い場所に取り付けた方が効果があると記載あり。設置面も見渡しても、2mを超える位置に「RR-777」を設置出来るスペースが無い。
スペースが無ければスペースを作れば良い。「RR-777」より少し大きいサイズの一枚板を調達し、天井からテグスで吊り下げれば、天井面からフレキシブルに高さの設定が可能になる。
振動対策も兼ねてこのアイデアを採用した。又、「RR-777」のフロントのブルーのLEDの明るさが気になるので、ランプの上からレクストのレゾナンス・チップ・クライオ(黒色)を貼り付けて目隠しとした。
2mへ設置後の感想は空間がより広く感じられ、音像表現が立体的改善された。AUTOGRAPHはサイズ的には大型であるが、スピーカーの存在を感じなくなり、スピーカーから放たれた生きた音楽を放射している。
サブシステムのAVアンプでもこの効果は大きく感じる。
現在、2階の録音用の工房へも設置を行い、録音とマスタリング時の音質への改善も試みている。
録音時にRR-777の有る無しでは音質が歴然と差を感じる。
蓄音機の音場感がより綿密になり、奏でる楽器のクオリティが遥かに素晴らしいのだ。
当工房での復刻を進めている、第4回作品 ワンダランドフスカ演奏による「ゴールドベルグ変奏曲」の録音はRRR-777を利用して行っている。蓄音機の空間表現が余す事なく、AKGC414 XLⅡで収録を可能となり、作り手の作品への拘りを納得させるものがある。