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2013年3月13日水曜日

RME Fireface UCXでのレコーディング

音楽業界で流通しているSPレコードの復刻盤は残念ながら電気再生による復刻が多い。
その音質はスクラッチノイズの嵐の中で音楽が再生され、オリジナルの蓄音器で再生した
音質とは全く別物である。電気再生した音源をDSDのフォーマットで録音を行っても音質面では改善されないのだ。RME Fireface UCX/UFX、AKG C414XLIIのコンビネーションで録音された24Bit 192Khzのフォーマットの作品を聴くとスクラッチノイズが気にならないのだ。スクラッチノイズが、あたかも消えてしまった様だ。電気再生(カートリッジによる)では、SPレコードの情報が欠落をしている様だ。高価なフォノイコライザーを用いても所詮、電気の音なのである。
私が主宰しているAudio工房では、演奏史に残る貴重なSPレコードを後世に残すべく、電気再生(カートリッジによる)ではなく、蓄音器による再生をRME Fireface UCX/UFX、AKG C414XLIIのコンビネーションで24Bit 192Khzのフォーマットで録音を行っている。
当然、手間もかかる、一枚一枚、片面毎に蓄音器で演奏行ない、AKG C414XL IIで録音を
行うのである。電気再生で片面3分の録音で済んでしまうのに、片面の録音に3時間程、掛けてしまう事もある。納得がいくまで、何度も竹針を削り、録音をやり直す事になる。
そういう過程を経て完成した作品を聴いてみると感無量である。
多くの音楽愛好家の皆様に、この究極の復刻盤を聴いて頂きたい。
頒布は音質面を考慮して高品質のUSBメモリーを利用している。