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2012年8月2日木曜日

第三回頒布作品はカペー弦楽四重奏団 に取り組みます

Audio工房 第三回 頒布作品はカペー弦楽四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲第15番のデジタルマスター盤の復刻へ挑戦致します。
弦楽四重奏団の演奏史においてカペー弦楽四重奏団に勝る演奏団を見る事は極めて困難である事は、既成の事実でもある。



カペー弦楽四重奏団が残した全12曲の中でも、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲である演奏を復刻する事にした。


この演奏の復刻盤はLPレコード、CD等に数多く存在しているが、カペーが織りなすヴァイオリンの音色の艶を復刻できた復刻盤は存在しない。カペー弦楽四重奏団の演奏の片鱗を想像は出来るのだが、SPレコードのリアルな音質と比べると程遠い。
ミントコンディションのHMV194型蓄音機により再生した音源を業務用マイクロフォンAKG C414II,マイクプリアンプ・ADDAコンバーターRME FireFace UCXを用いて24Bit 194Khzのフォーマットで録音を行い、このデジタルマスターの音源をUSBメモリーにて頒布を行わせて頂きます。

カペー弦楽四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲第15番の演奏についてはサロン・ド・ソークラテスのホームページにて詳しい記載があるので引用をさせて頂く。
 カペーSQを語るのにベートーヴェンから始めなくては申し訳が立たない。それも後期2作品から始めるのが礼儀といふものだらう。古来より、第15番はカペーSQの最高傑作とされてをり、現在に至るまでこの演奏を超えたものは一切ないと断言出来る。分けても第3楽章、ベートーヴェンが「病から癒えた者の神性への聖なる感謝の歌」と書き添へた曲を、カペーSQのやうに神妙に演奏したものを知らない。ノン・ヴィブラートによる響きの神々しさは如何ばかりであらう。感謝の歌では飛翔する精神が弧を描く 。第2ヴァイオリンのエウィットが奏でる憧れに、カペーの清らかなトリルが応へ、スタッカートの軽妙洒脱な戯れが福音を語る。音楽が静かに下つて行くパッセージで、音色が侘び寂びを加へて行く様は至藝と云ひたい。

8月15日を目標に現在、24Bit 192Khzのフォーマットによりデジタルマスター音源としてカペー弦楽四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲第15番の演奏を限定200個、頒布開始致します。予約を下記ホームページにて承りますので、ご興味ある方はお問い合わせをお願い致します。

www.audiokobo.com